介護の道を志して『ヘルパー』や『介護福祉士』の資格を取り
「さあ、これから人の役に立つ仕事をするぞ!」と意気込んでいたものの
いざ就職し働いてみると「何か違う」と方向性を見失う…。
介護の現場あるあるです。
それでもそこに適合し慣れてしまえば良いですが
サービス種類の特徴と自分の適性が合っていなければ長続きはしません!
限界がきて介護の仕事を離れてしまう前に、もう一度考えてみてください。
自分の適性や向き不向き。
介護の職場は沢山あります。
介護を志したのであれば、必ず貴方に適した職場があるはずですよ。
目次
介護サービスの種類別向き不向き
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
- 介護療養型医療施設
- 病院、診療所
- 通所介護(デイサービス)
- 訪問介護(ホームヘルプ)
- 有料老人ホーム
- サービス付き高齢者向け住宅
- 認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム)
- 小規模多機能型居宅介護
介護保険サービスにはさまざまな種類があります。
各介護サービスを受ける対象者や役割、サービス内容は調べれば分かりますね。果たしてそれが自分に向いているのかどうか…?
同じ介護の仕事でも、介護サービスの種類により求められる人材が違います。自分の適性に合っていないと、介護は好きでもしんどい思いをすることに!そんなのもったいない!
今回は介護サービスの種類を大きく3つに分け
訪問介護・施設介護・通所介護
で働く人の向き不向きについて、現場目線で解説してみたいと思います。
訪問介護(ホームヘルプ)の向き不向き

ホームヘルパーの仕事
日常生活の動作が困難な人に対して、ヘルパーがその人の自宅を訪問し、入浴・排泄・食事等直接身体に触って介護や見守りをしたり、掃除・洗濯・料理等の家事を行います。通院時の乗降介助や病院手続き等を行う場合もあります。
ホームヘルパーに向いている人
- 「これまで通り」を大切にできる
- 「いつもと違う」に気が付ける
- その家のやり方を尊重できる
- 判断力がある
- 1対1の対応がしたい
- 口が堅い
ホームヘルパーに向かない人
- 家事が好きでない
- 時間にルーズ
- 知りたがり
- おせっかい(やりすぎてしまう)
- テンパる(臨機応変ができない)
ホームヘルパーの良いところは、マンツーマンでゆっくり話を聞きながら、その人に合ったケアができること。登録ヘルパーはスポットで働けるので、自分の生活スタイルに合わせやすいことです。
しかし、家の中に入り込むことになるので、その家のルールや内情を守ることが必須。一人での訪問になるので、臨機応変の対応も必要になります。
施設介護の向き不向き

施設の仕事
各施設により利用者のレベルが違い、介護者がするお手伝いの範囲も違ってきますが、基本は食事・排泄・入浴・更衣など日常生活のお世話です。24時間体制のため夜勤があります。※施設によっては生活援助やアクティビティがあることも。
施設に向いている人
- 体を動かすことが好き
- 介護のプロ意識がある
- 給与が多く欲しい(夜勤手当)
施設に向かない人
- 体力がない
- 手際が悪い
- 1対1の介護をゆっくりしたい
- 夜が弱い(夜勤をする場合)
- 気持ちの切り替えができない
施設では、決められた時間までにこなさなければならない仕事が多く、時間に追われます。なかなかゆっくりコミュニケーションがとれず、流れ作業になりがちです。
ですが、知識・技術のスキルアップができ、夜勤をすれば手当が付くので給与面では一番いいでしょう。
通所介護(デイサービス)の向き不向き

通所介護(デイサービス)の仕事
介護が必要な人に日中施設に通ってもらい、排泄・食事・入浴などの介護や機能訓練、アクティビティ等を行います。送迎業務もあります。
通所介護(デイサービス)に向いている人
- 人を楽しませることが好き
- 仕切るのが得意
- 変化に敏感
通所介護(デイサービス)に向かない人
- 運転が苦手(しなくて良い場合もある)
- 人前にでるのが苦手
- クレーム対応が苦手
デイサービスは、明るくコミュニケーション能力のある人が向いています。レクリエーションの企画・実施があるため、苦手な人にとっては辛いですが、慣れれば大丈夫になるかも(私がそうでした)。
送迎の有無は事業所によるので、運転が苦手な場合は最初に要確認!
夜勤がないのも魅力です。
まとめ
職場の人間関係は入ってみないと分かりませんが、介護サービスの種類により向き不向きがあることが分かりました。
全てに満足な職場はないと思いますが、向かない場所で無理をし続けていたらいずれ自分が壊れてしまいますよ!
ただでさえ心身ともにストレスの溜まる仕事です。
向かない職場もあれば、向いている職場もあるはず。
「介護をやろう」と思った時点で向いているのだから、あとは自分に合った職場を見つけるればいいのです。
介護の仕事は確かに大変ですが、その楽しさはやった人にしか分かりません。
人の役に立ち人から喜んでもらえる、やりがいのある仕事です。
せっかく介護の道に踏み込んだのなら、簡単に諦めないでください。
自分に合った職場を見つけて、一緒に頑張りましょう!
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